景色のこと

ゴールデンウィークに実家へ帰省しました。



いつものとおり一泊だけだったんですが、少し時間が空いたので

近所の本屋へ、弟への入学祝「グーグーだって猫である」を買いに行きました。


久しぶりに自転車で近所を走ると、夕方という時間帯と生ぬるい気温もあいまってとても感傷的になってしまい、沢山の昔のことを思い出しました。



小学校の通学路には鉄くさい工場がまだ建っていて、息を止めて通っていたことや、
初めて付き合った男の子と線路のフェンスをよじ登って近道して帰ったことや、
犬の入った檻が沢山あるよく分からないなぞの建物があって、そこを通るとものすごく犬にほえられて怖かったこと
(その建物はもうなくて、今はお花が沢山咲いたきれいな住宅がたっている)
公園でベンチにおいていたお菓子をホームレスに取られたことなど、


夕暮れが、少し新しくなった町を隠していて、五年離れていただけでこんなに胸が詰まるものだなあと考えながら、自転車をこぐ足を早めました。


私は電車に二時間のればいつでもこの景色を見られるけれど、沢山の人の思い入れのある景色がなくなってしまった、震災というものをやっと少し理解できました。


という日記をかいていたら同居人が高知旅行から帰宅してお土産をくれました。



景色といえば桜は散ったけど


本当は元ネタのLABCRY/ハートのビートを貼りたかったけど動画なかったのでジャケ!

週末買いにいきたいな